倫理綱領ethics
2015年12月4日 臨時会員総会承認
前文
公益社団法人 日本損害鑑定協会(以下「本会」という)は、多発する自然災害をはじめとするさまざまな事故によって発生した損害に対して、公正且つ迅速な損害鑑定を推進し国民生活の安定・向上に貢献することを目的として事業を展開する。
そのために、会員及び会員に所属する損害鑑定人(以下「損害鑑定人」という)は、鑑定技能及び鑑定品質の向上に資する調査、研修に取り組むとともに、損害鑑定の健全な発展と社会生活の安定に資する公正・誠実・迅速な業務遂行を行う役割を担っている。
このような目的や役割を実現するにあたり、会員及び損害鑑定人は、損害を鑑定する専門家としての高度な知識、豊富な経験及び高いスキルを培うことで、公正且つ誠実な高い倫理性が求められる。そのため、会員等は、自らを律するとともに、社会の期待に応えるべく、ここに倫理規程・行動規範を定めるものとする。
倫理綱領
1.使命
会員及び損害鑑定人は、公正・誠実・迅速な損害鑑定を行うことにより、健全な損害鑑定の実現と社会生活の安定に資することを使命とする。
2.使命の自覚
会員及び損害鑑定人は、前条の使命を自覚しその達成に努める。
3.独立性及び信義誠実
会員及び損害鑑定人は、職務上のあらゆる人間関係において、独立性を保ち信義に従い倫理的及び誠実に振る舞う。
4.法令等の遵守
会員及び損害鑑定人は、各種法令等を遵守し、法令及び実務に精通するよう努める。
5.品位の保持
会員及び損害鑑定人は、平素から常に人格形成と品位の保持に努める。また専門知識の研鑽及び実務経験の蓄積に努めると共に、本会が主催する研修に積極的に参加し、自己研鑽を重ね損害鑑定の品質の向上を図る。
6.信用の維持
会員及び損害鑑定人は、業務を公正かつ誠実に行い、常に謙虚な姿勢を保持することにより、信用の維持に努める。
7.公益活動
会員及び損害鑑定人は、その使命に相応しい公益活動に積極的に参加し、実践するように努める。