損害鑑定人とは

損害鑑定人は、「損害保険登録鑑定人」の資格を持ち、損害保険会社などからの委託を受け、中立な立場で公正に、鑑定業務を行っています。

損害鑑定人とは

主な鑑定業務、役割​

1.損害鑑定

  • 火災や水濡れ、台風、地震などの損害の発生後に、損害保険会社等の要請により、発生した財物の損害額を評価し、損害保険会社等が、保険金や共済金を円滑に支払いができるよう支援します。
  • 事故前の状態に復旧するための修理費の算出が主たる業務ですが、あわせて、保険価額(※)も算出します。​

2.評価鑑定

  • 損害保険会社が保険契約を行う際に、ビルや工場、プラント施設などを保険の対象を調査し、適切な保険価額や保険金額(※)の算出を行います。

3.事故原因調査

  • 事故が、保険契約の内容に照らして、保険金の支払いの対象となるかを確認するために、事故の原因調査を行うことがあります。
  • 保険価額とは
    被保険利益の評価額(保険の対象の価額)のことをいいます。損害保険では、一般的に保険により利得してはならないという原則(利得禁止の原則)があることから、保険価額は、保険会社が支払う保険金の最高限度となります。
  • 保険金額とは​
    保険契約において設定する契約金額のことをいいます。保険事故が発生した場合に、保険会社が支払う保険金の限度額のことであり、保険契約者と保険会社との契約によって定められます。​

(上記の説明は、日本損害保険協会のWebページより引用)

事故原因調査

主な鑑定種目

1.火災保険

  • 普通火災保険、動産総合保険、機械保険など

2.工事保険​

  • 組立保険、建設工事保険、土木工事保険など​

3.賠償責任保険

  • 施設所有(管理者)賠償責任保険、生産物賠償責任保険、請負業者賠償責任保険、自動車保険対物賠償など​

4.利益保険

  • 店舗休業保険、利益保険など​​

5.地震保険​

  • 地震保険など